茶づくりの
こだわり

「生きたお茶」
育てるということ。

鹿児島県南九州市頴娃町えいちょう

日照時間が長く、豊富な火山灰土壌に恵まれたこの地で、兄弟社折尾園は代々お茶を育てています。

私たちが目指しているのは、生命力を感じるお茶。

土づくりから製茶まで一貫して手をかけ、「生き物」としてお茶と向き合っています。

一. 健康な土から、良いお茶が生まれる

おいしいお茶は、まず健やかな土から。

折尾園では土壌分析を行いながら、土の微生物バランスを意識した肥培管理を行っています。
化学肥料に頼らず、茶樹が自らの力で根を張り、栄養を吸収できる「自然に近い環境」を整えます。

土が元気であれば、茶の木も健やかに育ち、葉にも力が宿るのです。

二. 「旬」を見極めて、いちばんいい瞬間を摘む

新芽の育ち具合は、日々変化します。

一番茶の適採期はわずか数日。私たちは長年の経験をもとに、「今が旬」という瞬間を逃さず、茶葉にとって最良のタイミングで摘み取ります。
ほんの1日でも早すぎたり、遅すぎたりすると、香りや旨みは大きく変わってしまうのです。

三. 新芽だけを、丁寧に

兄弟社折尾園では、新芽のみを使った製茶にこだわります。

やわらかく瑞々しい新芽には、その年の気候や土地の味わいが如実に現れます。この繊細な素材を、雑に扱うことはできません。
一枚一枚を尊重するように、傷つけず、余計なストレスをかけず、やさしく仕上げていきます。

四. 新蒸し・揉み・乾燥
―― 仕上げにも真心を

収穫した新芽は、すぐに蒸して酸化を止めます。その後、揉み・乾燥の工程へ。

ここで“香り・色・旨み”が大きく変わるため、経験と繊細な調整が求められます。

機械を使いながらも、操作するのは人。

季節・湿度・気温に合わせて、手間を惜しまず、茶葉の個性を最大限に引き出します。

兄弟社折尾園が育てる
品種たち

折尾園では、さまざまな品種のお茶を育てています。

それぞれに個性があり、味・香り・水色すいしょくにも違いがあります。

ゆたかみどり
鹿児島を代表する品種。旨みが濃く、水色(すいしょく)は鮮やかな深緑色。
深蒸し茶にもぴったりの力強い味わいです。
さえみどり
その名の通り、“冴えた緑”が美しい人気品種。
甘みとまろやかさがあり、渋みは控えめで飲みやすい味です。
やぶきた
日本でもっとも多く栽培されているスタンダード品種。
バランスの取れた香味で、幅広い嗜好に応えます。
かなやみどり
ふわりと広がる花のような香りが特徴。
やや渋みがあり、しっかりとした飲みごたえも感じられる個性派です。
おくみどり
やさしい口当たりとすっきりとした後味が魅力。
冷茶や二煎目でも香りが残り、余韻を楽しめます。
おくゆたか
「ゆたかみどり」よりも遅く芽吹く晩成型。
濃厚な旨みとコクがあり、じっくり抽出したい方におすすめです。
あさのか
朝露を思わせる爽やかな香りが特徴。
やさしい甘みと軽やかさで、毎日の一杯にちょうどよい味わいです。
めいりょく
濃い緑の水色と爽やかな香気が調和する品種。
比較的新しい品種で、ややシャープな味わいが楽しめます。
茂2号
希少な品種で、鮮やかな緑色としっかりとした旨みが特長。
個性的な香りがあり、ブレンドにも活用されます